軋み

軋んでいる

亜鉛が足りていないかもしれない話

最近口の中に苦味が常にある。久々に味噌汁を作った、があんまり美味しくできなかった。入れた具材の中で何か腐っていたやつがあったのかな、と思ったが肉や野菜のにおいや、それらを切るときに特に違和感は無かった。冷蔵庫の中のものを腐らせるのは褒められたことではないが、古くなっている野菜を切るときのぐにっとした感覚がちょっと好きだ。具材に問題は無いが、味噌汁そのものの味がかなり薄い。味噌の量が少なかったか。啜るとなんだか苦いような気がする。味に気がするって何だよという話だがそれくらい曖昧な味だ。

冷凍うどんを間違えて買ってしまった。230グラム×5のものを普段は買うようにしているのに、125グラム×10のもの買ってきてしまった。業務スーパーで売っているものは外袋で見分けるのが難しい。1食125グラムでは足りないので仕方なく一度に2つ調理しているが、あんまり美味しくない。普段食べているものと比べると、麺の中に小麦が詰まっているという感じが無く、薄い。うどんの白濁したゆで汁を飲んだ時のような味がする。めんつゆだけで食べたときの後味が苦い。味の薄さってのは相当に洗練された技術が無いと苦みが前面に出てきてしまう物らしい。

この苦みはどうやら食べているものに原因がありそうだが、医学的な理由だと困るなあと思ったので「苦み 口の中」でググると、亜鉛不足かもしれないことが分かった。亜鉛が多く含まれている食品は牡蠣、豚のレバー、小麦胚芽、牛赤身肉など。確かにあんまり食べてないな、というか独居の人間にとってハードルの高いものが多い。牡蠣を常食できるような身分に生まれたかった。牛肉は比較的手が届きやすいのだが、毎日食っていると明らかに家計を逼迫させてくる。豚のレバー、小麦胚芽については食べた記憶が無い。みんなどうやって亜鉛を摂取しているんだろうか。薬局に歯ブラシやブルーレット置くだけなど生活用品を買い出しに行ったついでに、亜鉛サプリを買うように携帯でメモしたはずだったのに結局買ったのはお菓子ばっかりだった。亜鉛は足りないだろうが、口の中が苦いという問題はこれで解決しそうな気がする。