軋み

軋んでいる

手が合わなかった面談の話

会社の賞与面談があり、直属の上司との1on1形式だったのだがやたらと話し出しが被った。話の間が全く合わなかったのだ。職場の規定上、ネットワークリソースの消費を抑えるために画面オフで通話しているが、それでも普段話すチームリーダーの方達とはそういったことは起こらない。

面談のために用意した資料の項目について説明してと言われてそれに答える、その後フィードバックが得られる、というほぼターン制の対話なのにも関わらず、最初の音がとにかく被りまくる。上司の「ここなんだけどさ…」と俺の「資格については…」みたいな、いかにも賞与面談をしていますという会話でもテンポが噛み合わず、結局は言い直す、というのを繰り返す。会社の方針で新しい資料ができてから最初の面談だったせいか1時間半ほどの時間を要したが、最後までテンポの修正ができないまま終始ガタガタで今期の賞与が確定してしまった。

俺の人生においても賞与面談自体がこれで3回目か4回目程度なのでまだ慣れはないのかもしれない。件の上司とも普段から話す機会は少なく、彼のテンポに合わせるまでの習熟度が得られていない、というのも多少はあるのだろう、が、それでは経験値の乏しいシチュエーション・相手との対話ではその度にテンポに窮しているかと言えば別にそういったことはない。ただ上司との相性が悪い、というか何かしらの位相が揃っていない、というのが一番の原因なんだろうな。上司に対して悪感情を持っているわけではないし、客観的に見て彼も俺に対してそういったものは持っていない(と思いたい)。時々プロレスを見ることがあるが、個々の経験や技量を別にして選手同士で「手が合う、合わない」ということもあるそうで、何度1対1で試合をやっても展開がグダグダになってしまうカードというのもあるらしい。これが手が合わないっていう感覚なのかなあ、とあの面談を振り返ってみるが、アレで恐らく今期最大の収入が決まるというのはホントに残念だな。考査対象には入っていることは決して無いだろうが。