軋み

軋んでいる

軋み始め

仕事中にロクに文章が読めなくなってきた。活字に抵抗が無いことを人生のウリに掲げて入試やら就活やらを乗り切ってきた過去を思うと、あるいはこれが衰えとか老いと呼ばれるものなのかもしれないという恐怖が鎌首をもたげてくる。オープンソースだとかネットワーク仮想化だとか今一つ意味の分かっていない単語が紛れ込んでくると、途端に文章から目が滑り続ける。このままではダメだ。

 

コロナ禍の求人減を何とか乗り切って転職し、20余年過ごした名古屋を離れてここ大阪に暮らすのもそろそろ10か月になる。フルリモート体制のおかげもあってか、板についていた子供部屋おじさん生活から上手く脱却し、自炊洗濯掃除などを自分なりにこなして過ごせていたと思っていたが、とうとう活字に集中できないという形でガタが来てしまった。活字に対する抵抗を無くすためには何が一番手っ取り早いのだろうかと考えた結果、いろいろと飛躍を経てまずは文章を書くことから始めるのはどうかという結論に至り、今キーボードを叩いている次第だ。当面の目標はしばらくは書き続けること、なるべく考えないで文字を打ち込むこと、世間のことに多少は目を向けて書くこと。まあ努力目標なのであまり肩ひじを張らないのが一番なのであろうが……