軋み

軋んでいる

GREENSPIAを見ました

台風は来なかったし、雨も休日中は降らなかった。雷注意報は来ていた気がするが、家で雷の音を聞いた覚えはないので多分発生しなかったんだろう。若干雲の量はあったが、雨の気配はないのでベッドパッド、枕カバー、布団カバーの寝具一式を洗濯機にかけて、ベランダに干す。しばらくの間は外をぶらぶらしていることにした。ベッドが使えないとなると、1Kのこの部屋はほとんどのスペースが使用不可能になってしまう。

適当に散歩して、足りなかった生活用品を買い足してから部屋に戻ってくる。16時半からthe band apart主催のSMOOTH LIKE GREENSPIAのライブ配信を、酒を飲みながら見ていた。結構な近場で開催されるライブだったので現地参戦も視野に入れていたものの、体調も万全ではないので大人しく家で見ることにした。配信では画面の右下にチャットが表示されているのだが、予定の時間になると「音が出てない」という同じ配信視聴者の発言があった。俺の画面には音どころか何も映っていない。更新ボタンを押しても画面は暗いまま。次にAdblockをオフにしてページを更新したら、ちゃんと映像が映ったので安心した。最近のWebはこういうのばかりで、この対処方法に慣れてしまった感がある。

音ももう入っている。対バン相手のASPARAGUSの演奏がすでに始まっていた。失礼ながらASPARAGUSはバンド名くらいしか知らない。ただ竿隊の人が楽しそうに演奏していたのを覚えている。曲もライブ映えするもので、時勢的に盛り上がり辛い会場の雰囲気も良かった。ライブ映えする、というのもあくまで俺の感性なので、コードとかリズムとか、そういう音楽のことは何も分からない。

the band apartは往年の名曲Eric.Wで開始。彼らのライブをどういう形であれ見るのはこれで2回目だが、1回目の時もやはりEric.Wは演奏していた。MCで「昔の懐かしい曲も今回はやりたい」と話していた。20年以上活動している彼らが、引き出しから引っ張り出すのは簡単ではないようで、「Youtubeの演奏動画を見て思い出した」という荒井さんの話をさもありなん、と思いながら聞いていた。俺もよくバンアパのコピー動画を見ることがあるが、指がめちゃくちゃに動いていることしか分からない。配信でも荒井さんのめちゃくちゃに動く指を眺めようとしていたが、あまり映らなかった。

新曲の披露があったが、パターンの分からない曲に対して観客が乗ろうにも乗り切れていない感じがあって、それを配信の神視点から見ることができたのが面白かった。「コロナが流行っている辛い状況だけど、そうじゃなくても辛いことだってある」という荒井さんのMCを聞いて、さもありなん、と思った。最後に往年の名曲K and His Bikeでイベントが終わった。このバンドは新しい曲か、往年の名曲しかないのか。