軋み

軋んでいる

病弱日記

熱を出して寝込んでいた。1回目のワクチン接種をしたのが3日前で、副反応かどうかは微妙なラインだ。寒気は接種2日後まで引きずっていたような気もする。今でもまだ腕は少しだけ痛い。味覚も嗅覚も生きているので恐らくはコロナではないだろう、と構えていたがとにかく体がだるい。去年の秋にも38度越えの熱を出したがその時はどこの病院にも診察してもらえず、いろんなところに電話をかけて全方位に迷惑をかけてしまったことを思い出した。当時は熱と全身の痛さで心もやられたせいか、なんで診察拒否されなきゃいけないんだと被害妄想甚だしく、震える手で各所の電話番号をタップしていたことを覚えている。結局その時は胃腸風邪で、内科で検便と点滴をして終わりだった。下着を1枚処分する羽目になった。

起き上がってきちんと事前に電話を掛けた病院に向かうと、ただの鼻風邪だと診察を受けた。今回も大丈夫だった。とはいえやはり体はだるい。何をする気も起こらない。うどんを食べたまま食器を洗ってもいない。もう一度うどんを食べようと思うと食器を洗う必要が出てくるが、それすら面倒くさい。がさがさ冷蔵庫を漁っていると、何かの気まぐれで買ったチョコチップスティックパンがあったので、それを齧る。ちょっと元気になった気がする。世間的には微熱でも、平熱が36℃あるかどうかといった自分にとってはそれなりな高熱なので、熱気が体から出てくる感じが止まらず、その一方で寒気も感じるこの気持ち悪さが耐え難い。やたらと膝から下から熱を感じるので、試しに足の人差し指と親指で体温計を挟んでみた。ピピっと音がした、まずエラーが出ないことに驚いたが36.8℃と文字盤に表示されていたのでそこでも驚いた。平熱より高い。